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 日本の編み物・織物について 

衣服を創るのに、どれだけの時間と、労力がいると      思いますか?

各部門(企画・製造・生産管理・販売)における       時間の 短縮方法は?

体型は、ある特定の立体です。衣服シルエットは     どう考えています? 

衣服シルエットは、丈・巾・厚み (タテ・ヨコ・  奥行き)を考えた作業からでは?

1年間で2ヶ月に一度の展示受注会を行われている   昨今のアパレル業界1年間を6シーズン(春・夏・ 秋・冬)と間の2シーズン、しかし生産に関わる   時間は、原料(原糸・原反)の確保は別にしても   染色・商品製作・最終検査と企画検討会から     生産工程に至るまで約6週間、展示示受注会を    入れると約9週間は必要だと思われます。

何を、どういう風に省略していくか?

どうすればいいのか?

        bakudaisyou(莫大小)は、                                          その一助になれば幸いです。

bakudaisyou(莫大小)は、繊維の素材(天然素材・化学素材)中でも 7大獣毛素材とシルク・ 麻などについて又横編での、ガーメントレングス・成型編物・    図面作成方法・カット&ソーイングのヌード     パターン作成法・製品の検査法・検品の仕方・そして生産管理という流をまとめてみました。

​撚りについて

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 S撚り  Z撚り
右撚り 左撚り

糸を撚るには、右撚り(S撚り)、と左撚り(Z撚り)の2種類が     あります。

一般的には、右撚り(S撚り)が主です。

繊維はまず糸に束ねないと生地として、編む(織る)ことが              出来ません。

「撚り」とは繊維を並べてねじること。

この撚りを通して、糸として一定の太さにまとめて丸め、               均一性を持たせています。

ヌメリ感のある生地を作る場合は、撚り糸は緩やかに撚られ              シャリ感を出す場合は、強く撚られます。

​糸の種類

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梳毛糸とは

梳毛とは、梳(くしけず)った毛のこと。

繊維が櫛を通ることで、短い繊維を取り除き、一方向に揃えられその長い向きに対し水平に揃えて、撚りを入れた糸が梳毛糸です。

刈り取られた羊の毛が工場に入り、選別や洗浄、梳き、といった梳毛紡績工程を経て糸は作られます。

梳毛糸で織られた生地は光沢感があり、滑らかでハリとコシが   あります。

薄くても耐久性が高く、いまのスーツ生地に用いられている糸は   大抵の場合は梳毛糸です。

梳毛糸

梳毛糸は毛足の長い原毛を引き揃え、短い羊毛を取り除いて    紡績します。

紡毛より、梳毛のほうが紡績工程が多いです。

繊維の方向が一定で、糸の太さが均一で、紡毛糸に比べて撚りは  強めになります。

毛羽がなく滑らかで、光沢感がありウール100%の糸でも     ツルツルしています。

(触り心地は羊毛や獣毛とは思えないほど滑らかな糸が             出来上がります)

梳毛糸は紡毛糸に比べ紡績工程が多いため同じ混紡率の糸でも   値段が大幅に高くなっています。

カシミヤ製品に至っては同じ100%カシミヤでも1㎏あたり、    1万円以上違う糸もあります。

基本的には太番手での梳毛糸は組織状作るのが難しい、      細い糸では梳毛糸は沢山ありますが、              太い糸は紡毛糸の方が多いです。

撚糸により糸の強度は紡毛糸より強いため、ピリングは      起きにくいですが、糸の表面がツルツルしているので       毛玉が出来た場合は、紡毛糸より目立ってしまいます。

紡毛とは

繊維の梳きをあえて行わないことで、短い繊維や均一でない     繊維を含み、また梳毛の様に一方向に繊維が整えられてない     毛を指します。

その繊維で作られた糸が紡毛糸です。

梳毛糸に比べ繊維同士の隙間が大きくなる為、空気を含み、     熱伝導率が低くなっています。

糸が均一に揃えておらず、又太くて毛羽が多いため、艶はなく、   粗野な印象の糸になります。

防寒に適したものが中心で、製品に仕上げる際に(縮絨)を     施すことで、より保温性が高くなります。             厚みの割りに軽く仕上がります。

紡毛糸

紡毛 短い毛足の原毛を紡績して糸をつくります。

繊維の方向が一定でなく、太さも均一でなく、糸そのものの柔らかさを生かし、梳毛糸より梳毛糸より撚りを甘く仕上げている糸。

一般の人が想像する毛糸と呼ばれるものがこれにあたります。

糸の表面がフワフワして毛羽だっていて保温性に富んでいます。

又、起毛加工にも向いていおり、二次加工によって毛をさらに出すことで風合が増します。

ピリング(摩擦により繊維が絡み合って毛玉が出来る事)により   毛玉が出来ても、最初から糸の表面が毛羽立っているため梳毛の   糸よりは目立たない。

紡毛糸はフカフカと毛羽立っている糸なので、真冬に使えるような  セーターや、ローゲージのセーターに多く使われている。

梳毛糸のセーターは見た目がよりシャープに仕上がり、       

機械編で編まれた薄手のセーターも多いので、冬だけでなく、       春や秋など向けのデザインも多いです。

意匠糸
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​ファンシーヤーンの分類とその形状

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